お知らせ
投球数制限を実施・本庄市長杯
投球数制限を実施(東日本ブロック主催 本庄市長杯ボーイズリーグ大会) ー資料は下部に掲載
2日間、16チームのトーナメント戦。
<ルール>
(1)投手の投球数は1日85球以内、連続する2日間で120球以内とする。
(2)ダブルヘッダーでの連投をみとめるが、(1)の投球数の範囲内とする。
(3)打席の途中であっても、投球数が到達すれば投手を交代すること。
(4)投球数は本部、両チームともにカウントすること。
*ボークと判定された場合、その投球はカウントしない。
イニングごとに投球数をアナウンス。
―――― 昨年の大会との比較 ――――
①総投球数 3282球から3094球に、188球の減少
試合時間の短縮になり、ストライクを積極的に投げている。
総得点は129点から194点に増えている。
野球のルーツは打撃の競技であり、得点の多い試合で試合時間が
短縮されていることは喜ばしい。
②先発投手の投球数 2049球から1496球に、553球の減少
エースと言われる投手の負担減になっているようだ。
③1試合の投手の起用人数
2.1人から2.6人に増加、1試合3人の投手起用が理想になる。
1人の投球数・負荷が減る。
人数が少ないチームは不利であると心配されるが、勝つことを目標に頑張ることは良いことだが、
代償として選手が障害にあうリスクを増やすことは見逃せない。
④ 総投手数 69人から80人に増加
⑤ 「投手を発掘する良い機会だ」との声もあった。
⑥ 1試合に1人で100球以上投げる投手がいないことは、ホッとする。
⑦ 今大会は3アウトから守備チームが守備位置に着くまでを30秒とした。テキパキとした試合にしたい。
◎投球数制限が必要な理由!
世界基準という見方をすると、小学・中学含めての育成スタイルの見直しが急務ではないかという考え方になる。理想とする世界基準には程遠いが試験的に実施してみた。
現代少年野球ではスタンドインの本塁打もあり、中学生投手は打たれたくないあまり、球速を上げることやスライダーなど変化球を多投する傾向があり、力投型が多い。ここに障害という心配がある。
日本野球は、小・中学生から高校、社会人、壮年、還暦と軟式硬式とあるおかげで、生涯スポーツとなっている。燃え尽きるようなことなく、野球は楽しむスポーツであってもらいたい。
投球数制限で、部員が多くないと試合で不利になると心配される場合は、部員を集める努力をしなければならない。ならば、なおさら改革が必要になる。チームの運営力の向上、指導者のコーチングやマナーはおのずと要求される。暴言罵声など皆無にならないと部員は増えません。所謂、旧態の勝利至上主義から抜け出す必要があると感じている。
さらに、世界基準と言われる低反発バットと投球数制限を導入すると、投球数は減り、得点も減る。投手の基本ともいうべき、ストレートの制球力だけで抑えられる。投手の将来を考えて変化球制限が、議論となる可能性があることは大きい。
今後は低反発バットと投球数制限を導入した試合や勉強会を実施する方向で検討したい。